2010年12月12日日曜日

ジャイアントスイング

円債の下落が止まらない。上期の益だし競争の末、カラカラの状態で10月を迎え、日銀の包括緩和、FRBのQE2と金融政策のサポート期待から、途中までは比較的順調だった。しかし、日米ともにSELL THE FACTとなり、その後米経済の好転観測に、ブッシュ減税延長で、財政悪化懸念が加わり、良性と悪性の両面から金利上昇。ベアスティープからベアフラットに移行する米債カーブ。そして、何故か円債短期も2年ゾーンがナント20BP超!来年は利上げですか(笑)

週末の米債は引け値ベースで直近最安値まで墜落した。円債は先週末こそは切り返したが、前日の反動色が強かったので、月曜日はフリーフォールとなる可能性が高い。火曜日の20年入札は鬼門だ。。。すでにこの金利水準は相応の買い下がりをこなしている。

個人的な印象として、次に信頼できるBIDが出てくる水準は、2.3%くらいからと見ており、バンキングの超長期需要が減少した現在、供給過多のような気がしてならない。

入札以外にも、米国小売売上高、FOMCなど注目材料が目白押しだ。日本も与党内がなにやら焦げ臭くなって来ている。

各メディアともに、金利上昇にたいしては、中央銀行が対応するから大丈夫的コメントが多いが、本当にそんな敏感に行動するのだろうか?

むしろ日本は、このまま金利を上昇させて、『財政健全化催促』⇒ 『与野党分裂&再編』⇒『救国内閣誕生』のほうが、いいのでは?外交分野からも、『救国』という言葉には、国民の支持を受けやすい。年末年始は大波乱の予感がしております。

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