2009年6月21日日曜日

質への逃避?

先週末の米国市場は、カリフォルニア州の格下げ懸念で、質への逃避から米債が買われた、、、との報道がされていたが、イマイチピンとこない。

カリフォルニア州の財務状態が全米各州の中で突出して悪いのは、住宅関連のダメージからして十分納得できる。納得できないのは後段だ、、、『質への逃避から米債が買われた?』

日本国債のように、保有者の95%が日本人であれば、そのような投資行動もありとおもうのですが、保有者が50%前後の米債市場において、それって本当にいいんだっけ?という感覚です。当然、そんなにビビットに反応するリアルマネーの投資家はいないですから、プライスアクションは所謂ファストマネーによるものでしょう。

しかし、保有者の半分である、米国外の投資家の目線からすれば、『米国のひとつの州が財政破綻と見れば、米国外に資金シフトするのが、王道なのでは???』確かに、日本と違い、州単位での財政政策が確立されているので、別の国?という判断もありなのかもしれないが、感覚的にピンとこないんです。

これに絡む話には相変わらず、敏感でして。。。

0 件のコメント: