2009年1月2日金曜日

あけましておめでとうございます!

あけましておめでとうございます、本年も宜しくお願い致します。

例年のことではありますが、クリスマス以降、忘年会が続いており、結局年末のご挨拶を書き込めなかった。。。

昨年の12月と同じ位のペースで飲んでましたが、一つだけ違うことがありました。それは、、、出費が嵩んだという事。昨年までは、お客様との宴席であればある程度経費が使えました、しかし今回はそれがゼロ。全部割り勘、、、

おまけに酔っ払ってタクシーに乗ると、強烈な出費増!終電間際の電車の隅っこで、気持ち悪くて座り込んでいたことも多々ありました。。。

まぁ、、そんな事はどうでもよろし。恒例ですが、今年一年間のロングビューを。。。そもそも私の長期的な相場観は当たらない。というかあまり長いスパンの予想は持たないほうがいいと考えるほうでして、、、話100分の1くらいで聞いてください。

まず、経済全般は当然悪い。特に1-3月期は生産調整などからかなり急角度の落ち込みを見せるものと予想され、その中でも日本の悪化振りは目立つのでしょう。もっとも、景気悪化のマグニチュードは、どう考えても欧米主要先進国が上。よって、”国内リスク資産に押し目買いを入れるならば1-3月期”が一つの目安になるものと見ている。

景気が悪化し続けることを前提に、株式市場はどう動いていくのか?”資金が足りない?”とか叫び続ける、”頭のいい人たち”は一杯いますが、彼らが叫び始めてから、数ヶ月経ちましたが、その間株式市場は”最悪の経済指標”などを横目に底値堅めのムードを漂わせている。

個人的には、株式市場は昨年秋口の段階で、かなり最悪シナリオを織り込んでおり、価格ベースではそれほど下を試せないものと考えている。加えて、各主要中銀が打ち出した金融緩和&信用緩和が年央にかけて効果を発揮し、比較的高格付けのクレジットのタイトニングをきっかけに株価、コモディティーなどデレバレッジの犠牲となったプロダクトが回復していくものと見ています。

雇用調整や在庫調整を経ながらの、奇妙な株式市場反発という形になるので、”実感なき回復”を”偉い方々”は評価しないでしょう。しかし、そこで金融政策のハンドル(過剰緩和を徐々に絞り込む作業をしないといけないという意味)を誤ると、官製バブルが発生しかねないので要注意。

そして実際に民間が景気回復を実感するのはいつか?月並みですが、日本は2010年、欧米はばらつきがありますが2011~2012年と考えております。

頭の片隅に置いておきたいリスクシナリオ。①米国財政クラッシュに伴う、ドル資産急落。②成長率を鈍化させつつも、グローバル経済を支えてきた中国の墜落。③金融政策失敗に伴うスタグフレーション発生。

発生率は②>③>①という感じでしょうか。なんだかんだ言っても、このまま世界経済が沈没していくことはないともいます。非常に単純な見方ですけどね、、、世界全体のGDPはこれまで順調すぎるほど安定拡大し、そのエンジン役をTier3のBricsなんかに求めたところでBurstした訳ですよ。マーケットで言ったら、当たり前の帰結だとおもいますけどね。

いい時があれば悪いときもある。人は直面する危機に、悲観しすぎで、木を見て森を見ずになることが多い。こういう時に政治家や役人が世論に巻き込まれないよう、しっかりやって欲しいものだと、、、日本の偉い人たちにそれを望むのは無理な話ですが、、、

なんか全体的にクラ~イ、、、コメントになりましたが、個人的には今年はいい年になると思っています。

だって、去年会社潰れちゃったんだも~ん。取り付け騒ぎ、メディアからの罵倒、世間からの白い目、、、あの苦労を考えれば、今年はいい気持ちで迎えられます!今年もよろしくです。

2 件のコメント:

山田 豊 さんのコメント...

■2009年景気はどうなる? V字回復にいちるの望み-こんなやりやすい経済で悲観論とは?
http://yutakarlson.blogspot.com/2009/01/blog-post_02.html
こんにちは。私のブログでは、元旦には自分の関係する事業からの日本経済の趨勢を占ってみました。やり方によっては、良くなるというものでした。しかし、暮れから年はじめまで、新聞・雑誌からテレビまで、日本経済悲観論のオンパレードでした。あまりの、悲観・落胆ぶりに、驚いてしまいました。そこで、再度経済動向について書いてみました。本当に、日本人って破滅・滅亡好きなんだと思います。他国には見られない特徴だと思います。というより、余裕があるからこんなこと言ってられるんですね。それに、自分らではまともにやっていたつもりの、金融・経済が駄目になったですから、金融・経済アナリストなどにはものが見えないのは、当たり前ですね。彼らにものを尋ねるのは、炭屋に対して、炭にかわる新しい燃料はないか聞くようなものだと思います。金融馬鹿、賭博師は、いい加減テレビや新聞紙面から消えてほしいものだと思います。詳細は、是非私のブログをご覧になってください。

Greens さんのコメント...

Yutakarlsonさん コメントありがとうございます。Blogも拝見させていただきました。仰るとおり、日本人の悲観好きには困ったものです。メディアも大衆迎合がほとんどなので、エコノミストなども含め、情報発信者は悲観気味のコメントを語るようになるわけですよね。もっとも民間企業サイドはこの10年間で強くなったと思います。過剰設備、借り入れ、雇用、、、贅肉をそぎ落としてきたおかげで、今回のショックは10年前と比べて回復に時間がかからないと思うのです。雇用カットなどが、問題視されていますが、こういう機敏な動きはかつての日本ではありえませんでした。ミクロレベルでは痛みを伴う治療だとしても、その後の回復力が強ければ、雇用ニーズはすぐに戻ってきます。その間公的サポートがあれば、問題はないですよね。
またのご来店お待ちしております。