2018年12月13日木曜日

ブラック研究機関万歳

今月でブラック研究機関を契約完了で卒業(退職)することになった。

そもそもブラック研究機関との【契約】とは、「研究所の技術を使ったベンチャーを設立し、設立後1年で完全撤収(独立)せよ」という、聞いたことのない取り決めだ(笑

今日は忘年会兼送別会ということでセンターの方々と飲んだ@つくば。
在職の約4年間を振り替えると、率直に面白かったね。

嫌なことも、呆れることも、信じられないことも沢山あったし、楽しいことの方が少なかった気がする。でも苦労の対価として、普通では得られない◯◯ギャップ的なものを沢山いただいた。

官民ギャップ
省庁間ギャップ
アカデミア&実務ギャップ
社会科学&自然科学ギャップ
〇〇省&傘下国研ギャップ
金融業態ギャップ
常勤&契約ギャップ
つくば&それ以外ギャップ(笑

これだけで論文何本かけるだろう?

文系、金融の門外漢を採用してくれた当時のマネジメントには感謝しかない。少しでも期待に応えられるよう、当機関に足りないと思っていた金融的視点、経営的視点を有形無形に提供してきたつもりだけど、どれだけ貢献できたかは分からない。

ミッションとして与えてもらった「技術のインキュベーション」は正直言って刺激的だった。4つのプロジェクトをリードして、1つのプロジェクトをベンチャー化した。

これを選んだ理由をよく聞かれるけど(今日も聞かれたな、、)、一言で言うと「ヒト」なんだよね。

一緒にやれるヒト
これまでも沢山のヒトとやれているヒト
精神的にタフなヒト
芯の強いヒト

こういうヒトじゃないと、いい技術なんて持ってないんだと思うし、もし持っていたとしても、それは「使いこなす人が出てこない技術」なんじゃないかと思う。

文系的な発想かもしれないけど、地球がヒトを中心とした生命体であるうちは、これって変わらないんじゃないかな。

さてと、、、つくばでの酔いは完全に抜けたのでもう一仕事して寝るとしよう。

つくば出撃はあと1-2回、またコメントするかもしれないのでこの辺で。

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