2010年6月28日月曜日

相場外観

市場は暫しW杯モードとなっており、全般的に小動きとなっている。ギリシャ財政に起因する問題についても、欧州各国中央銀行の買い入れを通じて、時間稼ぎが功を奏した形で小康状態。今月末にはインデックスを外れる形になるが、徐々にほぐれていった形で、今やセルサイドにとっては取り込み合戦の様相なんだとか。。。正直言って、なんのための救済だったのか???と、、(=別にセルサイドに小銭稼ぎさせるためのものではないはず)

市場は全般に「時間稼ぎ」という事を認識しつつ、抜本的な解決策を見極めようと慎重スタンスではあるが、一つ言えることは、「景気回復を待って、各国ともに財政健全化に向けて歩みだす」という事。

すると考えられる相場展開は、【当面は、緩和的な金融政策を継続+諸々の公的サポートも継続+金融改革についても、信用創造機能を低下させるような過度な規制は手控え】→【景気が立ち直りつつある中で、財政健全化を図る】=【景気回復速度に対してブレーキを踏む】=【金融政策でのサポートをある程度約束】

分かりにくい文章になりましたが、結局景気回復のボラティリティーを低下させるような、スムージングオペレーションが続く訳で、イールドマーケットが、【順イールドツブセ運動】になるのは致し方ないところか?

もっとも、このような展開が継続する中で、行き過ぎた市場には常に揺り返しが発生する。その際にきっかけとなるのは、「良性の金利上昇」となるのでは?第2Qを前に、7-9月期のテーマはそんなところになるのでは?と勘ぐっている今日この頃。

円金利は、期初早々に、ややまとまった揺り返しが発生するものと考えて(=期待して)いる。

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